2023.7.10
Smile Hunt 渋谷 昌樹さま
株式会社 渋谷農園
株式会社 ブレンドファーム
代表取締役

渋谷 昌樹(しぶや まさき)さま
『農業を通じて人を幸せにする』を企業理念として、農園を株式会社にされている社長さんです。京都市という一大消費地に隣接する八幡市で、実に40棟程のハウスでこだわりの野菜を育てておられます。
出会いは…
浄美社では『人材を育てる』ことの重要性から、『様々な業界の人と出会い、繋がることで、違う考えを知り、刺激を受けることが成長に繋がる』と考え、まずは社員自身の『やりたいこと』や『興味のあること』に取り組んでいます。その取り組みのひとつに「大好きな苺を育てることからやってみたい」と、苺農園を探したことが渋谷さんとの出会いでした。

家業を引き継いで
渋谷さんは大学時代から生家の農業を手伝われていましたが、「どうせやるなら自分の目指す農業、自分の代で新しい栽培の挑戦がしたい」という思いから、30歳までに、若い人が会社員として働ける生産法人設立を目標に掲げ、2013年に株式会社渋谷農園を設立されました。
農業アーティストを育てる
「農作物のマニュアルはあってないようなものです。」
農業の基本はマニュアルを見れば学べるが、美味しい作物にするための育ちの予想や肥料の調整などはマニュアル通りではなく、管理者の感覚や感性で作られ、味の深みも手間のかけ具合で数段変わります。それは作物ではなく、ひとつの作品と言えるモノだから、『管理者』を『アーティスト』と表現したそうです。
「マニュアルやシステムを用意し、平均点を出すのは会社の役目。
それ以上の点数を目指すのは『農業アーティストが自分で考え、育て、どう提供するか』です。」
農家ならではの『食育』に貢献し、サステナビリティを実現する
『農業体験を通じて感性を育てる食育』をテーマに、現在2カ所の幼稚園と契約して、野菜の種まきから収穫までの農業が体験できる教育を実施されています。農園に拡がる匂いを「臭い」と子供たちが言ったら、「おいしくするための肥料のニオイだよ」と教えます。
今までボランティアのイメージが強かった食育を、ビジネスとして提案し、
三方良しを目指して奮闘中です。
渋谷さんの「育てる」は経済・環境・社会すべてを意識した取り組みで、世界に繋げていくことも大きな目標だと話されていました。
JOBISHAグループもたくさんの刺激に触れ、進化に繋がる新しい取り組みを続けて参ります!
