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2023.1.11

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2006年のピンクリボン活動

2006年のピンクリボン活動の報告です。

① 乳がん無料検診 学生祭典イベントによる啓発活動

京都学生祭典実行委員会との共催で行われたこの日のイベント。 行楽シーズンということもあり京都駅は人人人! 多くの方へピンクリボン活動をアピールできた一日となったことでしょう。

弊社から発信するピンクリボン活動が、少しでも乳がんの 早期検診・早期発見につながればと心から願っています。

② 乳がん無料検診 乳がん啓発セミナー

「おっぱいは複雑な臓器です。」

乳がんなんて自分には関係ないと思ってました。 ピンクリボンキャンペーンに会社が協賛したことで、 乳ガンについて知る機会に恵まれましたが、幸か不幸か他人事ではなくなりました。

現在は26人に1人が乳がんにかかり、 乳がんにかかる率は年々上昇しています。乳がんで命をおとされる方は年間約10,000人、 乳がんにかかられた方の25%にあたり日本での乳がんによる死亡率は上昇しています。

自分の体の健康に自信はないもののガンなどの重い病気にはかからないだろうという 変な自信を持っていましたが、乳がんは比較的若い年代に多いガンであり、 日本人の26人に1人さらにアメリカ人女性の8人に1人などと 知ることにより自分もかかるかもしれないという意識に変わりました。

早期発見であれば95%の人が治るといわれていることから、 乳ガン検診の大切さとピンクリボンキャンペーンの大切さを認識させられました。

“おっぱいは複雑な臓器です”の一言に、 毎日見ている自分のおっぱいについて何もしらないことに気づきました。

乳がんには予防法はなく、乳がん検診による早期発見・早期治療を行うことでしか 乳がんによる死亡を減らすことはできません。 早期発見にはマンモグラフィー・超音波併用検診が第一歩となります。 乳がんにかかってしまったらということを知っておくことも大切なことです。 乳房切除など乳がん手術に対する強い偏見と恐怖を多くの女性が持っていることと思います。 私もその1人です。

根治性と整容性(=美容性)の両方を確保する乳房をなるべく傷つけないように、 温存するような手術方法もあるということ、 検査の方法も様々あることなどこのセミナーのなかで 最新の治療方法を聞けたことも大きなことでした。

そして中嶋先生が強くおっしゃられていたことは乳がん検診、 乳がんの治療が必要になったときには信頼できる医療機関 を選択することが最重要であるということでした。 信頼できる医療機関でうけてこそ自分が納得する治療が受けられるということです。

そのためにもこのキャンペーンを通して、多くの人が乳がんについて知り、 信頼できる医療機関を選択できるようになることも重要なことであると感じました。

中嶋啓雄先生
・京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・乳腺機能制御外科学講師
・京都府立医科大学付属病院 内分泌・乳腺外科診療科長